人工透析

当院では、当院で血液透析を導入した方及び都内全域の病院からご紹介いただいた約200名の皆様の透析治療を行っております。透析医療の長期化、高齢化に伴い各種合併症も増加し、精神的バックアップも含め、全人的な医療が必要となってきております。当透析センターは、透析指導医、専門医が治療にあたっております。さらに循環器、呼吸器、糖尿病など各分野において日本の第一線で活躍している専門医師が積極的に透析診療に参加し、的確な医療が提供できる体制で透析医療を支えております。透析看護部門は5学会認定透析療法指導看護師を配し他に類を見ない透析看護体制で臨んでおります。

医師、看護師、臨床工学技士、臨床検査技師、栄養士、薬剤師、メディカルソーシャルワーカーなど専門家集団によるチーム医療を展開しており、高度な医療提供はもとより通院、介助など社会、生活援助なども患者様のニーズに応えられるよう努力をしております。

水処理、透析液作製システム、配管ベットサイド機器、制御コンピューターシステムを完備することで、高度に清浄化された透析液によるオンライン血液ろ過透析をすべての患者様を対象に行っております。患者様、個々の状態に合わせてきめ細かいオーダーメイドの透析を安全に行えるようすべての環境を整えております。

内シャントの維持に向けて各種治療が可能で、近年問題となっている足病変に対する治療、ケアは高機能病院と連携し、先進的に行っており、日本でも有数な施設であると自負します。

また、複数の高機能病院(大学病院など)とはバックアップ病院として密な連携を構築しており、夜間の対応など万全を期しております。

学会、研究会などでも積極的に活動しており、急速に進歩する透析医療を地域の皆様へ還元し、質の高い医療をご提供していきたいと思います。

  • 通院送迎サービスを行っております。
  • 午前、午後、夜間透析行なっております。旅行透析も受け入れております。
  • 外来での透析導入も行っております。
  • 足の潰瘍や壊疽に対し、予防、早期発見、治療に努めています。
  • シャントなどブラッドアクセスの管理・日帰り治療も行っております。
  • 52床の人工透析を完備し、さまざまな血液浄化療法を行っております。
  • オンラインHDF(血液濾過透析)対応の日機装社製透析機器、コンピューターシステムを導入しております。
  • 専門のソーシャルワーカーがさまざまな医療コーディネートを行っています。
  • 大学病院、高機能病院以外では数少ない日本透析医学会教育認定施設に登録されており、透析学会認定指導医、専門医が診療にあたり、高度な医療の提供を行います。
  • 通院送迎サービスを行っております。
  • 午前、午後、夜間透析行なっております。旅行透析も受け入れております。
  • 外来での透析導入も行っております。
  • 他に類をみない透析看護体制で臨んでおります。
  • 足の潰瘍や壊疽に対し、日本でも有数のフットケアチームをもち、予防、早期発見、治療に努めています。
  • シャントなどブラッドアクセスの管理・日帰り治療も行っております。
  • 52床の人工透析を完備し、さまざまな血液浄化療法を行っております。
  • オンラインHDF(血液濾過透析)対応の日機装社製透析機器、コンピューターシステムを導入しております。
  • 専門のソーシャルワーカーがさまざまな医療コーディネートを行っています。
人口透析専門サイト

受け入れ可能数

  • ベッド数52床
  • 最大収容患者数208名

透析開始時間

月・水・金 午前 8:30~9:45 午後 5:00~6:00
火・木・土 午前 8:30~9:45 午後 2:00~3:00
午前 原 英彦   岩﨑 昌樹  久次米 真吾 吉川 尚男 岩﨑 昌樹  岩﨑 昌樹
         
午後 大学医師 岩﨑 昌樹 岩﨑 昌樹 雨宮 勝嗣 小川 哲也 大学医師
    雨宮 勝嗣 大学医師  

上記の透析担当医師と臨床工学技士・看護師が皆様の治療に当たらせていただいております。

当院ではON-LINE HDFを使用して透析を行っております。また、心疾患、脳血管疾患を合併している患者様、悪性腫瘍の治療を行っている患者様などにも対応しております。

悪性リウマチやSLEなどの膠原病患者様に血漿交換、潰瘍性大腸炎の患者様には顆粒球吸着、肝硬変の腹水貯留に対する腹水濃縮還元療法、高脂血症やフットケア領域におけるLDLアフェレーシスなど血液浄化療法全般を行っております。
詳しくはこちら

新規に透析を始める方を随時受け付けております。また旅行・出張などでの臨時透析も受付けております。
維持透析をご希望の方はご本人もしくはご家族、現在の担当医師からご連絡ください。

お問い合わせ

代表 Tel:03-3323-0661
透析室直通 Tel:03-5376-6853

10:00~17:00(日曜不在)

見学とご相談

お気軽にご相談ください。

安全で安心な通院送迎サービス

安全で安心な通院送迎サービス

当院では合併症をお持ちの方や高齢の方にも、豊富な経験と高い技術で安全で適切な治療を受けていただくために、長期に渡る透析患者様の通院を支えるために、透析通院送迎サービスを整えています。
いつでも気軽にご相談してください。当院のソーシャルワーカーがご案内します。

当院の送迎車について

当院の送迎車について

当院の送迎車は東京都公安委員会より‘通行禁止除外指定車’標章の交付を受けております。
患者様のご自宅付近でスクールゾーン規制がされていてもお迎えに行くことができます。
又大震災・大災害が発生し、車両の通行が規制されても、緊急通行車両に準じた通行が出来ます。

安全で安心な通院送迎サービス

透析看護師長から皆様へ

透析看護師長から皆様へ

看護師長
土屋真奈美

当院では皆様に喜ばれ安心して透析治療を受けていただけるよう、3つの目標に沿って日々のケアを行っています。

安全で安楽な透析療法の提供と合併症の予防・早期発見を行う
当院では毎年透析関連の学会や専門誌に研究発表を行うなどして、新しい知識や技術を皆様に提供しています。また当院では透析看護について専門的に学んだ透析療法指導看護師や透析療法の技術について学んだ透析認定士、フットケアの専門的知識・技術を習得したフットケア指導士など、透析に関する有資格者を配した看護体制で臨んでおります。

透析を受けている方の自己管理力の確立と向上を行う
当院ではプライマリーナーシング(担当受け持ち看護方式)を行っています。担当看護師は皆様が順調に透析を行い、健やかな毎日を送っていただくために、水分や食事・服薬などについて医療者主導ではなく、皆様と共に考え問題を解決できるようにしています。

透析を受けている方とそのご家族が安心して治療が受けられるように支援を行う
加齢や病状によってお一人での通院が困難な方・ご家族の介護負担が大きくなっている場合など、必要に応じて医療相談員(MSW)と連携して通院ヘルパーを利用するなどのご相談をお受けしております。その他、透析を受ける上でお困りのことについてご相談・お手伝いをいたします。

「透析を受けている方と共に歩む」をモットーに、療養生活をサポートし、当院の理念である地域の皆様のための医療に透析看護を通じて貢献していきます。

フットケアについて

今、透析患者さんの足病が注目されています。足の傷は靴擦れや乾燥によるひび割れ、胼胝やウオノメなどが原因ででき、傷から潰瘍へ、潰瘍から壊死と広がり、足の切断に至ることもある大変怖いものです。

そこで当院ではフットケアチームが定期的に足の観察と爪切りや胼胝・ウオノメなどの手入れ(フットケア)を行い、当院が作成したオリジナルのリスク分類はフットケアの分野でも評価されており、他施設のモデルにもなっています。このリスク分類に添って足病の予防と異常の早期発見を行っています。また、傷ができた場合には傷の処置について経験が豊富な院長を中心に院内で対応しています。

専門的治療が必要になった場合は東邦大学医療センター大橋病院循環器内科や杏林大学形成外科と連携をとっています。

フットケアについて
透析技士長 村石 州啓

透析技士長 村石 州啓

我が国で行われている最先端な透析療法を安全に提供できるように技士全員が一丸となって取り組んでおります。

透析中央監視システム
最新の日機装社製のベットサイドコンソール、中央監視システムFuture Net Webを完備しております。個々の透析条件・透析実績・血液データ・CTR・薬剤・などのデータを一括管理し、各ベッドサイドに体重などの諸条件を連動させることで、より安全な透析治療を行っております。

透析液のクリーン化
ダイセン・メンブレン・システムズ゙株式会社の人工透析用逆浸透精製水システム(RO装置)を使用し、水質管理をしています。また、菌の発育を極力抑えるためA、B剤共にドライタイプを使用しています。
透析液供給のよどみをなくす配管(特殊技法)を採用して、菌の繁殖を抑えベッドサイドコンソ-ルには、微粒子カットフィルタ(エンドトキシン除去フィルタ)を2本装着しております。既に透析医学会が出している透析液水質基準のオンライン補充液の最高基準を達成しており、全透析、患者様においてオンラインHDF治療が可能です。

透析液供給装置とその仲間達

A 剤溶解装置
DRY-11A 1台

A 剤溶解装置
DRY-50A 1台

B 剤溶解装置
DRY-01 2台

B 剤溶解装置
DRY-01 2台

多人数用透析液供給装置
DAB-NX 2台

多人数用透析液供給装置
DAB-NX 2台

安全性・安定性・清浄化を保ち常に新鮮な透析液を作成し供給する装置です。1台故障しても1台で透析可能

RO装置

RO装置
VCRシリーズ

ベットサイドコンソール

ベットサイドコンソール
DCS-100NX 51台
多人数用透析液供給装置から供給された透析液で透析療法を行う装置。安全性・安定性・高い除水性能、更には、エンドトキシンカットフィルタ-を2本内蔵し透析液の清浄化は最高水準を維持しています。透析通信システムFNWとの組み合わせにより患者さん個々の透析条件を細部にわたり実施できるようになりました。更に、自動返血システムや透析液を使用したオンラインHDFが可能な最新の装置です。

DBB-27 1台(個人用)

DBB-27 1台(個人用)
透析困難症(血圧低下症、不均衡症候群など)などに対して、患者さん個々に合わせた濃度の処方透析液が作成でき、血圧を安定した透析を行う装置です。

フットケア・創傷ケアについて

当院ではフットケア・創傷ケアに関しては15年の実績があり、2009年からはフットケアチームを中心に透析患者さんのフットケアを行っております。
看護師の定期観察に加えABIやSPPの測定を行い、血流障害を疑う場合は連携医療機関である東邦大学医療センター大橋病院で下肢動脈血流エコー行い、血流評価を行っております。また創傷治療は在宅下での治療を目指した持続陰圧療法を積極的に取り入れるなどして、フットケアとともに患者さんのQOL維持を図っております。
外科的血行再建や切断に関しても江戸川病院・杏林大学病院と連携を図り専門的かつ集学的医療の提供に努めております。2016年4月からの透析患者の下肢動脈疾患重症化予防加算の施設基準を満たしております。
また、下肢血行再建後にはLDLアフェレーシスを併用した治療を行っております。
非透析患者のLDLアフェレーシスも行っておりますので、必要な患者さんがおられる場合はご相談下さい。

バスキュラアクセス関連

当院では専門医が下記のバスキュラアクセス関連の治療・検査を行っております。
対象患者さんがおられる場合はお気軽にご相談下さい。

治療内容 手術日
内シャント造設術 随時 ※入院の必要なし
PTA(経皮的血管内拡張術) 月・火・木・金 13:00~
長期留置型カテーテル挿入術 随時 ※入院の必要なし
シャントエコー 随時

バスキュラアクセス関連の治療・検査についてのお問い合わせ・お申込みは下記にご連絡下さい。

Tel:03-3323-0661
担当医師:吉川 昌男